中学受験をするための塾を選ぶ際のコツってあるのでしょうか?
サピックス向きとか、四谷大塚があってるんじゃない?とか日能研、早稲田アカデミーに向いているとか、噂話、ネットの情報、書籍などを見て塾選びってでしょうか?親なら全員、サピックスの合格実績を見ると「うちの子も頑張ったら開成や桜蔭の御三家に入れるかも!」と思ってしまいます。
やはり、塾に入る前に全国統一模試を受けたり、資料請求したりすると、入塾テストのお知らせなど定期的に自宅やメールで送ってくれる塾があるので、(四谷大塚や希学園)そういう場合はお得にテストを受けられたりします。
いくつかの塾の入塾テストを受けてみて、その結果次第で選べばいいと思います。強気に行こうと思えたならサピックスや関西で有名な浜学園のような難関校に強い塾に入ればいいし、今の時点ではちょっと厳しいかもと思えば、もう少しペースダウンした塾を選ぶのもありです。子供によって成績の上がるタイミングはさまざまなので、もしスタート時点は低めであってもそこからぐんぐんと伸びて余裕ができれば、塾のレベルアップを考えてみるのもいいかもしれません。
中学受験における塾選びのポイント

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場所、お弁当の有無や拘束時間、曜日(習い事との都合)も塾選びのポイントになってくるのではないでしょうか。
親と塾は具体的にどう関わっていけばよいのでしょうか。
自分たちがどんな受験をしたいかという「軸」を決めて望むことが大切。そのうえで、うちの子はこの軸でこういうスタンスで中学受験にのぞみますということを塾と共通項として持っていたら良いのではないでしょうか。
特に、中学受験の準備が始まる4年生の塾の保護者会では
「学習習慣スタイルを身につける時期です」と言われます。
4年生のうちは「塾と親と子どもの関わりを安定させる時期」とも言われています。
中学受験スタートの4年生のうちに信頼できる塾の先生と出会って、常に家庭での状況、塾での状況を互いに情報交換しながら、何かあったら相談できる、子どものやる気や成績が落ち込むことがあっても、すぐにその先生に相談してアドバイスをもらえたり、親子の不安を払拭してもらえたりします。サピックスはドライではありますが困ったら相談に乗ってもらえるという感覚でいることも大切です。先生に言って聞いてもらうだけで親としては解決したり、先生が「こうするといいって言っていたよ」っていうのが一番の特効薬となることもあります。
最近は自ら勉強をして自己管理できる一定のお子さんのいる家庭を除き、塾の先生におまかせするのではなく、親の腕次第という感じになってきています。
私たち親が中学受験していた頃は、親は何もしなくてよかったんです。
(お弁当などはあったと思いますが、いまほど管理をすることはなかったという意味で)
(塾によっては親の勉強会もあったようなのですが)最近は、受験が攻略されてきたことで、なんとか子どものお尻を叩いて、成績を上げて合格させた!ってことが親の手柄という風潮が強まっているようです。
本屋さんでは「親がなんとかすれば合格させられる」「上を目指させることが親の使命だ」みたいな本がたくさん並んでいます。なんかプレッシャーに感じたりします。
親が関わって合格したイメージで強いのは佐藤ママなんですけど、
きっと緻密に計算されて、上手に仕上げられたんだなって思います。
親の力の見せ所になっている中学受験

受験テクニックは塾で磨くというのが主流だったのが、今や塾では合格のために必要なメソッドはほぼ確立されていて飽和状態。あとはそのための教材を、いかにスピーディーに効率よく、なるべくたくさんやらせるかが親の力の見せどころみたいになってしまっています。
例えば、「叱らない」ことが効果的だと言われたら叱らない。でもそれはあくまでも、子どもをコントロールしたいから叱らないのであって、コーチングが間違った理由で使われています。何がなんでも合格させるために、親が子どもをどれだけうまく操縦できるかということが勝負を決めるようになっているのです。
子どもが塾で教わる受験テクニックだけでは差がつかなくなった。だから次は、親の受験テクニックで差をつけようという段階が現在のようです。
しかし、結局のところ「これやったら偏差値が5上がります」と言われても、それを全員がやったら差はつかず、むしろ結果として負荷だけが上がっていき、入試がどんどん難しくなる。今の「わが子の合格は親の腕次第」という動きは、親たち自身が過当競争に加担している状態です。
子供のペースでやること。

自分たちの「ブレない軸」が大事になってくるということですよね。限られた時間の中で発揮できる能力は子どもによって違うわけだから、親の理想に子どもを無理に近づけようとするのではなく、その子に合ったペースでいいんだ、と。
親が、周囲やネットの情報から勝手な思い込みで判断するのではなく、プロである塾の先生にアドバイスを求めるほうがいいと思います。
たとえば「うちの子には習い事が週3回は必要」という制約条件があるなら、それを先生に伝えた上で「成績が下がっても構わないので、この限られた時間の中で何を優先してやればいいのか教えてください」と相談してみる。
「出ている宿題の半分でいいですよ」と言われたら、自分の子だけ半分でいいのかと確かに最初は不安になるかもしれません。けれど実際には、その半分を丁寧にきちんと勉強する方が、成績アップにつながることも多いようです。
サピックスの課題で全ての子どもが与えられたものを全部こなす必要はないのですが、世間では与えられたものを全て子どもにうまくやらせる親はすごい親だと賞賛される。と思うようです。
「これも重要だからやらなきゃダメ」「もっとできるでしょう」と全て漏れなくやらせようとするのではなく、
できる分だけ「頑張ってるね」「よくできたね」と認めてあげる。
子供のことをよく知っておこう。

我が子が伸び伸びと自分のパフォーマンスが出せるようなペースをつくればいい。そのためには、自分の子供のことをよく知っておく必要があります。親が我が子を見ずにゴールばかり見て独りよがりになる、そうなりがちですが、それによってお互い辛い親子関係になることを防ぐ意味でも、塾をとはしっかり信頼関係を築き、塾と家庭がうまく連携していくことは大切になってきます。
お読みいただきありがとうございました。
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