日能研に通っているとサピックスのような毎月の成績によるクラスの変動はありません。
日能研の上位Mクラスってどんなところに進学しているんだろう?
Mクラスに上がりたいんだけど、いつの成績で決まるんだろう。
Aクラスから上がるとMクラスはどんなことをやっているんだろう。
あの噂のTMクラスとは?など
娘が日能研上位クラスから女子御三家へ進学しており、日能研出身の方も多くその経験から
お伝えしていきます。
Contents
入塾時はできるだけ上位クラスを狙うこと。

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一回のテストでクラスアップすることが頻繁ではないので、
入室時にできるだけ上位クラスに入ることをお勧めします。
MクラスとAクラスでは授業内容が異なる。
【Mクラスの場合】
〈算数〉
本科テキストの「考えよう」(=基本問題)の問題をすべて授業中に解き、
「オプション活用」(=応用問題)もできるところまで各自で解く。
基礎知識は丁寧に教えてくれる

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Mクラスだから基礎をきちんと教えてもらえない、ということはないと思います。
宿題は、栄冠(宿題用ドリル)の問題すべて。
ページ数にして、片面3ページくらい。(1時間程度で終わる)
難関校向けプリント片面。(1時間程度。)
毎日の計算。簡単な計算が数問。(5分程度)
・【Aクラスの場合】
〈算数〉
栄冠の問題研究(通称問研)は宿題にならないかも。
難関校向けプリントはなし。
〈国語〉
授業では、本科の読解と、文法の解説。テキスト通りに丁寧だと思います。
宿題は、栄冠の読解2問。(1.5時間くらい)
漢字は、1週間に15問位。10回ずつ書いて提出。翌週の授業の最初に確認テストあり。
栄冠の問題研究は宿題なし。
〈理科、社会〉これはMもAも同じ内容だと思います。宿題は栄冠全部。
Mクラスでは、本科の「オプション」も宿題。
カリキュラムテストや公開模試の他に授業への姿勢も大切
クラスアップの参考になると言われています。
しかし、基本的には公開模試の平均偏差値でクラスが決まると見て良いと思います。
MクラスとAクラスではテストが違う
国語と算数のテストは
Mクラス:「共通」(100点)+「応用」(50点)
Aクラス:「共通」(100点)+「基礎」(50点)
算数・・・共通は本科や栄冠の基本問題とほぼ同じような問題がでます。
多少ひねった問題もあり。
基礎は、
共通よりも基礎的で、計算などが中心。
国語では、共通は漢字と文法、栄冠で解いた読解が出ます。(設問が異なる)
応用では、テキストにはない読解問題がでます。
Mクラスで御三家を目指すなら
上位クラスはMクラスまでですが、地域によってはT Mクラスというのが存在しています。
上位クラスのMクラスでも十分御三家を狙えますが、
ある地域にあるTM(トップオブM)クラスは偏差値65以上をコンスタントに取れる上位集団なので、御三家に特化しており、合格率100%を目指しているだけあり、
レベルが高いクラスです。5年生6年生になってくると問題も難しくなってきますが、
中学生になってみて、日能研出身の方の中には日能研だけで合格する家庭もあれば、TMまたはMクラスに残るために塾以外にセレクトされた家庭教師をつける家庭もありました。
関東系のみで以下の5校には遠くからも通われる方がいらっしゃるそうです。
東京では自由が丘、成増
埼玉県は南浦和
神奈川県では日吉、たまプラーザ
日能研関東系 は下からAクラス、Mクラス、TMクラス(地域選抜)
日能研本部系はW・G・R
Nバッグを使用する日能研でもグループが別れています。
2019年日能研 合格者人数
男子校
筑波大学附属駒場(筑駒)10人(定員120人)
開成に38人(定員300人)
麻布に68人(定員300人)
武蔵に39人(定員160人)
駒場東邦に48人(定員240人)
早稲田に78人(定員300人)
栄光に76人(定員180人)
聖光に37人(定員225人)
慶應普通部23人(定員約180人)
浅野に116人(定員270人)
女子校
桜蔭28人(定員235人)
女子学院78人(定員240人)
雙葉30人(定員100人)
フェリス68人(定員180人)