内部合格率9割超えは早稲田・慶應・明治の付属校
2020年から大学入試制度が変わることで有名私大付属中の人気が高まっています。大学入試の詳細な内容がまだ不透明なことから、不安に思う保護者が内部進学できる大学付属校への進学を視野に入れているようです。
上位を早慶の付属校が占め、トップは、高校のみの
早稲田大本庄高等学院の99.4%。
2位は早稲田大高等学院の99.1%
3位は慶應義塾志木の98%
慶應の中学は3校、高校は4校あり、高校進学時に希望すれば、どこの併設高にも進学可能。
早慶以外で9割を超えているのは明治大付明治。
また、難関大は付属校新設にも積極的で、
13年に中央大附横浜や16年に青山学院横浜英和が新設されている。
最近は付属校進学を留保しながら、他大学受験が可能な付属校も増えている。共立女子大、昭和女子大、実践女子大など女子大の付属校に多く校名に大学名が入っていても他大学受験が中心で内部進学率が低いところも多いので、そこは注意が必要になります。
早稲田大学系
- 早稲田実業学校 97.4%
- 早稲田大学高等学院 99.4%
- 早稲田大学本庄 99.1%
- 早稲田 48.2%
早稲田大学への進学率を見ると、早稲田大学高等学院・早稲田大学本庄高・早稲田実業学校が90%を超えています。
早稲田大学へ内部進学を考えている方は、早稲田大学高等学院・早稲田大学本庄高等学院・早稲田実業学校を狙っていくと良いでしょう。
早稲田高校は内部進学をする生徒は50%弱となっていますが、残りの生徒の多くは東大をはじめとする難関大学へ進学されています。
早稲田高校は進学校と見ることも出来るのではないでしょうか。
慶應義塾大学系
- 慶應義塾 98.3%
- 慶應義塾女子 96.9%
- 慶應義塾志木 99.3%
- 慶應義塾湘南藤沢 97.5%
早稲田大学の系列と違い、慶應大学の系列の場合、ほぼ全員が内部進学をしています。
慶應大学への進学を考えている場合、付属校へ進学するメリットは大きいようです。
立教大学系
- 立教池袋 87.6%
- 立教新座 76.5%
- 立教女学院 54.6%
- 香蘭女学校 45.1%
白百合女子大学系
- 白百合女子学園 0%
- 湘南白百合女子学園 3.6%
- 函嶺白百合女子学園 9.4%
大妻女子大学系
- 大妻 0.7%
- 大妻多摩 0.7%
- 大妻中野 6.7%
- 大妻嵐山 29.6%
女子系の付属大学への進学は少ないですね。
付属の中でも明大付属中野では、中3の3月の期末までを平均して10段階で総合5.6ないと高校に入れなく、
外部からの入学者がいるため、3/10では高校の授業についていけなくなるからというのもありますし、5.6をきる子を高校に入れても、大学進学実績が落ちるだけだからこの段階で切ってしまおうという考えもあるようです。
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付属に入ったからと行って安心はできない
付属に入ったから安心なんて思っていると、油断すると高校進学の危機だったり大学進学の危機ってこともあるようです。
また、中学入試では入れませんが聖心女子は大学の学部が少ないので
第3希望まで、学習院女子は学習院と学習院女子を合計して第10希望まで、
中央付属山手も10希望まで。
どの付属でも進学は「上から順番に採用」のようです。
学習院や明治では、外部の国公立や早慶上智を受験する人を受け入れますので
内部進学の枠をキープしたままで外部を受験することが可能です。
外部に合格すれば内部を蹴ることが可能なのです。
すると、安心して外を受けることができます。
学習院の場合
それゆえ、学習院では成績をキープして内部進学に活かすだけでなく、自己推薦(AO)にも活用することで併用している人が多く見られるようです。
聖心女子の場合
聖心女子では学生を逃さないため、
外部を受けるなら内進枠を取り消すという制度を導入しています。
これにより、小学校から聖心女子に通う温室育ちの才女たちは大学受験失敗を恐れて内部進学を選択することが多いです。
付属を受けるときは、
外部受験をするときに内部進学枠をキープしたまま受けられるのかも確認しておいたほうがよいですね。
国立の大学附属についてもちょこっと
国立中高一貫校の中には必ずしも高校進学を保証していない学校もあるので、
注意が必要です。驚異的な東大合格率を誇る筑波大学附属駒場中学校・高等学校の場合は、原則的に中学から高校へ全員が進学できますが、
筑波大学附属中学校・高等学校の場合、中学から高校へ内部進学できるのは8割程度といわれています。
学芸大学附属の系列ではさらに内部進学率が低い。
お茶の水女子大学附属に関しては、中学校まで男子生徒がいるが高校からは女子校になります。
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