筑波大附属駒場高校2年の男子生徒
「僕たちに入試を受けさせてください」
大学共通テスト中止を訴える記事。
確かに不安。国立大を考えているならなおさら。
英検受けるにも何か考えてしまう。
簡単にはどうなるのかが、未だ不明です。(私は)
大学受験のことも考える中学受験組にとっても、
大学受験に対してどう考えているのかそれによって、志望校の選択をして行くのに。
不安が募ると、大学受験の不安のなくなる?大学付属校が人気になって行くのか、大学付属を選びたくなる気持ちが大きくなります。
2020年度の中学入試は2月2日が日曜日のため
宗教の関係で2月2日から3日に受験日を変更している学校もあり、
付属校も3日に受験日があると重なってきます。
上記のタイトルにもある記事。
【大学入学共通テスト中止を訴える】
「僕たちに入試を受けさせてください」という内容。
9月に文部科学省前で行われた共通テスト中止を訴える抗議行動にも参加していた。筑波大学附属駒場高校2年の男子生徒
以下 AERA.dot記事から引用させていただきます。
―――大学入学共通テストの根本的な問題点はどこにあると考えますか。
入試制度改革の流れをみて感じたのは、試験本番の運営のことをなにも考えていないということです。どのような事務的手続きが必要なのか、いかなる不測の事態が起きるのかについて、まったく対応できていません。きちんと制度設計しているのでしょうか。50万人の受験生が同時に受ける試験なのに、試験内容、スケジュール、実施会場などの決め方が、行き当たりばったりです。入試政策うんぬん以前に、入試実施にあたっての運用能力に問題があります。最近でも、英検の申し込み期限が延期されました。はずかしくないのでしょうか。民間委託といいながら、民間ならばこんなことは通用せず、問題視される事態です。
-省略-
―――英語民間試験の活用はどのあたりに問題がありますか。
地方在住の受験生、ハンディキャップを持つ受験生に対して、大学受験の機会が平等に与えられていません。公平性が保たれていません。ぼくはこの問題で全国の高校生に独自調査をしました。地方の高校生は英語民間試験を受けるだけで交通費、宿泊費がかかってしまい、親にこんな負担はかけられないと憤っています。ハンディキャップについては、吃音の高校生にスピーキングの試験で長めの時間を設けるといった配慮があるのか、全然わかりません。それゆえ、心配しています。英語民間試験を受けるまでの手続き、試験の内容がまだ十分に明らかにされていない。中身が発表されても不備が多い入試制度です。都会の高校に通うぼくらにも詳しい情報が入ってこない。ぼくが通っている学校で「共通ID」が話題になったとき、「まだなにも決まっていないのか」「あまりにもずさんだ」という声が多くあがりました。
―――国語で導入される、記述式問題についてはどのように受け止めていますか。
2017年に行われた大学入学共通テストのプレテスト(平成29年度試行調査「国語」)を見て驚きました。国語の問題で資料、課題文を読ませて、80~120字で記述させる設問があります。こんな条件がつけられています。
<一文目は「確かに」という書き出しで、具体的な根拠を二点挙げて、部活動の終了時間の延長を提案することに対する基本的な立場を示すこと。二文目は「しかし」という書き出しで、部活動の終了時間を延長するという提案がどのように判断される可能性があるか、具体的な根拠と併せて示すこと。(筆者注:課題文は、架空の学校の部活動について)>
設問条件をガチガチに固めておいて、与えられた文章、資料から必要な情報、キーワードを抜き出せるように誘導して、採点するわけです。これのどこが思考力を問う問題なのでしょうか。文科省は資料を読み取り、読解力を試すと言っていますが、しょせん、ことばの抜き出しにすぎません。このプレテストを見て、ある国語教師は「全文を読まず、斜め読みでも解答できる」と指導しているぐらいです。センター試験の選択問題を記述式にしただけの問題であり、採点はこちらのほうがかえって難しくなります。
―――大学入試はどうあるべきでしょうか。
本来、入試は大学が入学してほしい学生を選抜するために考えるものです。それを国が見繕って第三者に作らせた試験で試そうとする。これは大学の受験生選抜の意志に反していませんか。入試の仕事じゃないものを入試にさせている。入試を入試ではないものにしています。思考力、表現力を身につけさせたいならば、アクティブラーニング、ディベートのような営みは教育現場で行えばいい。それをたかだか1、2時間の入試で思考力、表現力を試すとか、まして、これらを民間に委ねるとか、やり方は間違っています。
―――最後に文科省に訴えたいことをお願いします。
ぼくたちに入試を受けさせてください。大学入学共通テスト。ひとことで言えばこれは入試ではありません。入試を入試じゃなくする制度です。構造的な欠陥を多く抱えています。荒唐無稽な制度はいますぐ中止して、見直すべきです。
AERAdot.より
唸らせられます。マスメディアやそれぞれの学校でもこの大学入学共通テストについては色々と言われていますが、これから大学受験をする子供達のリアルでピンポイントな意見は本当に考えていってもらいたい。いろいろな学校でアクティブラーニング・ディスカッションという言葉は飛び交っておりますが。
もう、この高校生はできてますね。
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